函館市の水産加工会社「きゅういち」は、飲食店や法人との取引と中国への輸出が主な事業でした。しかしながら、中国の輸入禁止が発令されたことにより、新たな展開を模索する必要がありました。そこで同社は、中国向けの輸出が停止される9ヶ月前に国内消費者向けのホタテの販売サイトを立ち上げました。

立ち上げから現在までに約4,000件の注文があり、好調な滑り出しを見せています。しかし、同社の冷凍倉庫には数十トンものホタテが在庫として保管されており、なかなか売れ行きには歯が立っていません。この在庫の問題は、同社の親会社である「クックビズ」にも影響を及ぼしています。通常ならば、中国向けに輸出していた冷凍ホタテは1週間ほどしか倉庫に置かれず、すぐに出荷されていました。しかし現在は、輸出が停止されたため、3ヶ月もの間倉庫に保管されたままです。倉庫のスペースには限りがあり、他の加工品であるサバやブリなどの生産にも影響を及ぼしています。

同じく水産加工会社である宗谷管内の枝幸町にある「オホーツク活魚」も、新たな取引先を開拓するために商社との連携を図っています。中国向けの輸出が停止されたことで、新たな市場を見つけることが求められています。この取り組みによって、枝幸町の水産業界が再活性化されることを期待しています。

中国の輸入禁止によって、函館市の水産加工会社や枝幸町の水産業界には大きな影響が出ています。しかしながら、これを乗り越えるために新たな展開や取り組みを行っていることが明らかになりました。国内市場の開拓や新たな取引先の開拓など、さまざまな努力がなされています。今後の動向に注目したいところです。

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投稿者 編集部